2025年5月9日、デトロイト・タイガースのエース左腕、タリク・スクバルがテキサス・レンジャーズ戦にてMLB史に残る歴史的な投球を披露しました。この試合でスクバルは7イニングを投げ、12奪三振、被安打2、無四球、わずか1失点という圧巻の内容でチームの2-1の勝利に大きく貢献しました。
MLB史に名を刻む驚異の記録
この登板を含めた直近6試合において、スクバルは「50奪三振以上、四球1以下、防御率1.00未満」という驚異的な成績を記録しました。この記録は、1913年に防御率が公式記録となって以来、メジャーリーグ史上初の偉業です。
さらにこの試合では、スクバルはピッチトラッキング時代(2008年以降)において、タイガースの投手として最多となる32個のスイング&ミス(空振り)を奪い、打者を完全に圧倒しました。
昨年に続くサイ・ヤング賞の可能性
スクバルは2024年に18勝4敗、防御率2.39、228奪三振でアメリカンリーグのピッチャー三冠を達成し、サイ・ヤング賞に輝きました。2025年もその勢いはとどまるところを知らず、ここまでの成績は防御率0.90、奪三振38、四球1という異次元の内容です。
タイガースの希望、リーグ制覇への鍵
スクバルの活躍により、デトロイト・タイガースはアメリカンリーグ中地区で首位をキープしており、プレーオフ進出、さらにはワールドシリーズ制覇への期待も高まっています。チームにとって彼の存在はまさに「勝利の鍵」となっています。
タリク・スクバルの今後の登板にも、MLBファンから熱い視線が注がれ続けることでしょう。彼の投球が、このまま歴史を塗り替え続けるのか、今後の展開から目が離せません。